晴れ、時々乗り物

鉄道旅が、お好きでしょ?

名鉄9500系

別にこの記事には9500系の写真や車両紹介は無いです。ただ一沿線ファンの感想です。

名鉄では久々の新形式、9500系がついに営業運転を開始しましたね。まだ乗れてはいないんですが早速音だけは聴いてみました。東海地区初のSiC-VVVFインバータ制御を搭載。車内の案内装置のLCDは名市交に先を越されましたがこの制御装置の採用は名鉄が東海三県では初となりました。未だLCDもSiC-VVVFも導入していないJR東海も、311系が製造から30年経つのでそろそろリニューアルするなり、新形式(もしかしてまた313系?)で置き換えるなり、そろそろ動きがあると思うんですが…。

話がズレました。9500系の音なんですが、聴いた時はちょっと興奮しました。なんせ東海地区では初の音ですから。でも興奮から覚めると…。あれだけ個性的だった名鉄もだんだん平たくなっていくんだな、アイデンティティを失っていくんだな、と思うと少し複雑な気持ちに…。首都圏でたくさん聞ける音ですからね。そしてこの新車と引き換えに2扉転換クロスシート車両群(SR)も廃止になっちゃいました…。これは大きい。

とは言ってもまだまだ名鉄には名鉄名古屋駅(2027年までか)や2004〜2019年製造のIGBT-VVVF車両の独特なインバータ音(俗に言う竜巻インバータ)、日常的に行われる種別変更、特別停車、締切等々マニアのツボを刺激する要素が残っています。これからの9500系の活躍と名鉄の発展に期待です。